12月9日パーティー

「仙谷由人と希望をつくる集い」

12月9日

第二部

司会  蓮舫 (参議院議員)

 ただいまから「仙谷由人と希望をつくる集い」を始めます。雨の中多くの方にお越しいただき御礼申し上げます。仙谷議員は現在衆議院の議院運営委員会の理事で、国会を動かす立場で仕事をしています。12月5日予算委員会で支持率急落の麻生総理大臣に対し鋭い追及をしたのは皆さんご覧になっておられたと思います。

 きょうは多くの来賓がおこしになっています。まず党を代表して菅直人代表代行から挨拶します。

菅直人氏 (民主党代表代行)

 きょうは「仙谷由人と希望をつくる集い」に、おおぜいお越しくださりありがとうございます。仙谷さんが国会に出る前、弁護士時代からの知り合いで当時はカンパをいただいていました。もう4年前、私が年金問題で代表をやめたあと、四国でお遍路していたら、電話がありました。「何をやってるの、真夏の暑いときにお遍路に歩くなんて20歳代のやることで、我々世代はそんなことをやれる歳ではないよ」と言われたのを覚えています。私は20歳代のつもりだったのですが。

 特にこれから来年9月にいたるまでの政治は大政局が吹き荒れることだけは間違いない。その大政局がどういう中味になるかは私もわからないが、その中で仙谷由人という類いまれな洞察力と人間力をもった政治家に大きな働きをしていただけるだろう。政権をつくる、そのとき、どういう展開で何が起こるかわからないが、大きな力を発揮することを期待している。仙谷さんがこの政局のなかで、日本中に夢と希望をつくる政権をともにつくっていけるようがんばっていただくとともに、きょうの皆さんが支えてくださるようお願いしたい。

佐藤章氏  (「周産期医療の崩壊をくいとどめる会」代表) 

 私はある国の総理や大臣によると、社会的に非常にずれた非常識な人間であり、モラルに欠ける職場の人間としての医者の一人です。なおかつそういう医師を養成すべく教えている人間なので、一番モラルに欠けている私が仙谷さんに励ましをするのは申しわけないが挨拶をします。この会に出席するのは仙谷さんに御礼を言おうと思ってきたのです。福島県立大野病院で私の弟子の加藤医師が逮捕された。業務上過失致死、医師法違反で逮捕された。本当に困りましたが、逮捕の時から仙谷さんに尽力してもらいました。川崎大臣に超党派の議員といっしょに陳情できたのは仙谷議員の広い人間性のおかげだと思っています。公判中もそのたびごとに相談、判決後も控訴するかどうかも相談してきた。あらためて御礼を言いたい。

 さて、周産期医療をはじめとして医療全体が危機におちいっている。特に産科医療をわれわれ一生懸命にやっているが、今後はまだ悪くなりそうです。仙谷さんは自分が病気になり、今も医療の現場をよく知っていて、よく現場の声をきいて勉強されている。医療事故調査委員会、医療安全対策小委員会と名前を変えていますが、政府がいろいろ投げかけているその中味に対して非常に不満です。我々は、医療費を抑制する政策は国を滅ぼすと思っている。サッチャーが抑制政策をとったイギリスは今どうなっているか。産科で卵巣がんの患者が、診断されて手術するまでに3か月かかる。これでは皆死んでしまう。仙谷さんは、これではいかんということで、現場の声を聞いてくださっているし、いろいろ政策的な働きかけをやってもらっている。今の医療政策をどうしても変えねばいけない。民主党が世の中を変えるようにしてください。

笹森清氏 (労働者福祉中央協議会会長)

 連合会長を三年前に退任し、今福祉運動をやりながら、全国の実情を見て歩く全国行脚をし、先週福島県を最後に47都道府県を一巡しました。悲惨ですよ、どうにもならない。この日本の状況を考えたとき国民が希望をもてるのか、希望をもてるように誰がしてくれるのか、今何をしようかという思いを強くしています。

 徳島に先先週入りました。鳴門市に労働運動、社会福祉運動の大先輩の賀川豊彦記念館があり、久しぶりに行った。揮毫や額がいろいろかけてあった。「死線を越えて」という有名なことばの横に、今の時代に警告するかのような色紙がありました。「救貧より防貧へ」。1996年1月11日、自社さ政権で村山さんから橋本さんに総理が変わった。以後12年間、連立ではあるが、橋本、小渕、森、小泉、阿部、福田、麻生、12年で7人、そのうち3年で3人ですよ。この自民党中心政権がどういう日本社会、国をつくってきたか、こんな政治をぶっとばさなければならない。国民のための政治をやってくれる政権をつくろう、この思いを共有してもらえると思う。今朝の読売新聞におもしろいコラムがありました。徳川家康が家来達にくつろいだときに言った。「今の世の中に武蔵坊弁慶のような剛勇の士はいない」、忠義一徹の本多正重は「弁慶は幾らもござるが、義経のようなよい大将もいない」と言った。今政治におきかえたとき、自民党は未曾有の危機的状況で何をしようとしている殿様なのか、昭和の自民党から平成に変わった、しかしやり方は先達の自民党のやり方を踏襲している、どうにもならない。これを変えられるか。

 民主党は義経とはいかないが宮本武蔵という小沢一郎がいる。数限りなく剛勇の士はいるがその筆頭は仙谷さんだと私は思う。国民の生活が第一というスローガン、そういう思いで政治をやってくれるなら、政権をとるまで、私は大好きだった酒を絶ちますといって絶っています。酒をのみたい。ぜひ政権をとって酒をのませてほしい。仙谷さんを国政に送り続け、そして政権交代に勝たせていただく時期だ。そうでないと希望は作れない。

その思いを共有し、がんばらせていただく。

仙谷由人  御礼のご挨拶

 お寒い中、足元悪いなか、景気が冷えている中、そしてご多忙の中、集会に集まっていただいたことに感謝申し上げます。

 本来なら選挙が終わって政権交代ができているはずでしたが、選挙が始まらないで借金だけが残っているので、暖かい心を持ち寄って集まっていただきありがとうございます。いつもながらお世話になります。

 きょうも第一部の講師の寺島実郎さんの話をきき、やはり今の内閣、政府にかぎらず日本全体がこのままでは、「ストレイシープ」のようになってしまうのではないか、自壊しつつあるのではないかという感を強くもちました。目標、希望が作り出せない、旧来型の利権分配構造と自らの議員の地位を守るそれだけであれやこれや右往左往しているような気がしてならない。そして、12月5日の予算委員会で指摘しましたが、中間層が完全に分断され、年収300万円以下の人が40パーセントに近づくまで事態が追い込まれている。そして福島県立医科大学の佐藤章さんの話にあったように、医療が安心を担保するものでなく、このままでは病気になったらどうしようと不安感を抱かせるそんなところまでほころびがつくられてしまった。

 私も思い返すと政治活動を初めて20年、議席をいただいてもう15年以上がたつ。なぜこんな世の中になってしまったか。自らの力の足りなさに内心忸怩たる思いだ。しかし、やはり政権を我々がにぎり、ちゃんとした国家の経営、政府の経営、議会の運営ということができなければ、皆さんの期待する資源配分ができない。新しい成長をつくることもできない。ついに事態は煮詰まっています。私も若い若いと思っていたが60歳を超えて3年、政権をとり、開かれた議論をし、新しい資源配分ができる政府をつくりたい。皆と一緒にこの日本に新しい希望をつくっていきたい。その意気に今あらためて燃えている。今後ともご指導をいただきたい。ありがとうございました。

(司会)

 衆議院、参議院の国会議員を読み上げますので、壇上にあがってください。(この日出席された国会議員は衆参合わせて99人でした。)

 次期選挙に挑戦する新人、元職の方もお越しです。

 乾杯の音頭を鳩山由紀夫幹事長に御願いします。

鳩山由紀夫氏 (民主党幹事長)

 師走の忙しい中お集まりいただきありがとうございます。国会議員がこれだけ集まった。皆、仙谷さんをこよなく信頼し愛しているので万難を排して集まった。この一事をもってしてもいかに頼りがいのある兄貴かわかる。その一端を先般の予算委員会の集中審議で麻生総理への質問で感じとっていただいたと思う。すごかった。基本的な経済の話をして、麻生さん、あなたは表面的なことしかわかっていないと完全に切り捨てていた。見事でした。この胸がすく思いから、希望が持てる社会にしていくことができること間違いないと確信していただければと思う。仙谷さんは大手術をしたのに、今でもたばこを吸っています。私がやめろといっているのにいうことを聞かないが、彼は日本の財産なので体を大事にしてほしい。仙谷さんをはぐくんでくださった皆さんと一緒になって政権交代をしよう。

乾杯!

(司会)引き続きご出席の来賓からご挨拶をいただきます。

山井和則衆議院議員

 二年前に仙谷先生のもと、厚生労働委員会でがん対策基本法の成立のために働きました。仙谷先生はがんから不死鳥のようによみがえった。二年前に超党派でがん対策基本法ができたのは患者仙谷先生が必死にとりくんだから。そして薬害肝炎の歴史的和解も実は先頭をきって被害者の相談にのって自民、公明と交渉をして和解にこぎつけたのは本部長代行の仙谷先生でした。やはり肝炎救済にしてもがん対策にしても人の命を守るのが原点。それを実行してきたのが仙谷先生だ。そういうまじめな面とともに、もう一つ、一年以内に必ず解散総選挙、おそらく政界再編、小連立という事態が起こるのではないでしょうか。私は自民党や民主党が小連立や政界再編のとき、必ず仙谷先生が新しい政権の舵取りをすることになると確信しています。

 そうした政局のど真ん中にいてリードするのが仙谷先生だ。引き続きご指導のもとがんばります。日本のため命がけでがんばってください。

田名部匡代衆議院議員

 もう雪が5,6センチ積もった青森八戸の選挙区から来ています。

 仙谷先生には私は最初厚生労働委員会に所属したときにたいへんお世話になりました。今も人権消費者調査会でもご指導いただいている。先生は弁護士出身なので、常に弱いものの立場にたって考えるということを教えて頂いています。私も尊敬する仙谷先生にならってしっかりと苦しい人々の立場にたって考えていきたい。勉強会だけでなく、食通なのでいろいろなお店に連れて行っていただいている。健康に気をつけてがんばってください。

簗瀬進 参議院国対委員長

 仙谷さんとの出会いを振り返ってみたい。昨今新党とか、政界再編という話がマスコミを騒がしているが、そもそもそれは仙谷さんが社会党、私が自民党の頃、超党派の制度改革研究会などつくり大暴れしたのがもとだ。そこから新党の時代は新しいステップにあがった。それはまさに政権交代だ。この国は、政権交代のメカニズムがしっかり機能していない、そこに最大の問題がある。仙谷さんは社会党を厳しい決断で離党して新しい政治をつくった。私も96年に民主党をいっしょにつくった。あれから12年、あのとき民主党は2010年までに政権交代をして、そのとき民主党は解散するという決意でスタートした。あと約束まで2年、政権交代は足元まで近づいてきました。そういう状況で、なくてはならない座標軸は仙谷さんだ。これは誰もが一致している認識だ。皆に支えていただき、政権交代のメカニズムがきく新たな時代をつくりたい。

(祝電披露)

小沢一郎民主党代表、秋葉忠利広島市長、初鹿明博東京第16区総支部長など紹介

亀井静香(国民新党代表代行)

 皆さん、どうですか、太郎さん、逃げまくっていますが、つかまって間違いなく小沢政権誕生ですね、人相も性格も良くないがここは小沢一郎しかない。日本はアメリカや世界の一周遅れでは走ってきたが、先頭集団がずっこけました。ここは日本がオバマの前に出なければいけない。その役割を果たさなければいけない。ところが前に出るどころか、うずくまっている。こういうときに小沢政権が生まれても、生まれればいいというものではない。世界をリードしていけるオバマの前に出て行く政治をやれるかどうか。ぐちゃぐちゃでは小沢政権が生まれても意味がない。やれるかどうか。それは仙谷由人というこの政治家を小沢さんが使いきれるかどうかにかかっているのではないか。仙谷さんはすごいですね。弁護士のときも凄腕で、無罪判決をとる名人といわれた。黒を白にしたわけでない。白を白にした。仙谷さんは真実を追究し、検察とも闘うときは徹底的に闘ってきた。政界で仙谷さんの右に出る政策マンがいますか。いるとしたら教えてほしい。果断な実行力を兼ね備えた仙谷さん、活躍のときがまもなく来ますよ。壮烈な戦いに、皆さんの友情をたよりに果敢に戦っていきます。ご支援をお願いします。

福山哲郎 政策調査会長代理

 私は仙谷さんの一の子分と思って、お世話になり、勉強させていただいている。本来なら政策部門でもっとやっていただきたいのだが、今、議運の理事をされているので、私が表でやっている。亀井先輩が言ったとおり、政権をとったら仙谷さんに中心になって回していただかないと政権はまわらない。仙谷ここにあり、政権をとってばりばりやっていただきたい。からだも絶好調。ますますのご活躍を祈念します。

阿部知子 社民党政審会長

 私は議員になって8年、学生の頃から「影を慕いて」というか先輩としても尊敬して活動をみてきた。多面的に活躍しておられます。私は医者。命が大事なのに、政治が無頓着。医者に変なやつが多いと政府の責任者がいう。そんな医者を誰がつくったのでしょう。今は救急車のたらいまわしすらできない。救急車がまわれないで止まっている。仙谷さんが一生懸命やって成立させた「がん対策基本法」も、まだまだ予算不足で人材が育っていない。命を守る政策をブレアやオバマのように医療政策でも真っ先に政界をリードしてくださるようお願いします。

御礼のあいさつ

仙谷由人

 重ねて御礼を申し上げます。

 私程度の人間がこの日本の国政を担えるかいささかの懸念をもっているが、政治活動を始めて20年、幕末のように、統治能力を失った政府が右往左往、被害は国民すべてにおよんでいるという状況を憂慮しています。こういう時代にたまたま政治の場に出て5回当選させていただきました。いよいよ政権交代の可能性が大いにある。日本の民主主義の初めての本格的な政権交代ができる。自らを励まして挑戦したい。皆様の励ましを糧に新しい政権交代を国民の目線で、庶民の子がちゃんと政治ができる、二世や世襲でなく政治がちゃんとできる、そういう政治を作り上げたい。今後ともご支援をよろしくお願いします。

蓮舫 (司会者)

 長時間ありがとうございました。あらためて仙谷さんの魅力を感じました。12月5日の予算委員会を聞きました。堂々と論がはれる、相手を批判するだけでなく対案が出せる、考え方をきっちり説明できる。なんというすばらしい先輩の政治家がいるんだろうとあらためて誇りに思っています。皆さん、支えてください。蓮舫からもお願いいたします。