2005年10月20日

医療制度改革について(コメント)

民主党『次の内閣』ネクスト厚生労働大臣
仙谷 由人

○昨日、厚生労働省は「医療制度構造改革試案」を公表した。タイトルを「医療制度改革」から「医療制度構造改革」に変更しているが、その内容は真の「構造改革」には程遠い。昨年の年金法改正、本年の介護保険法改正と同様の単なる財政対策にとどまっている。

○医療制度改革は、1997年にスタートしたが、2000年改正では小泉厚生大臣が、2002年改正では小泉総理が、単なる国民負担増を繰り返してきた。小泉政権は、過去の過ちを繰り返すばかりである。

○真の医療改革はすべての国民が、安心して安全な医療サービスを納得をもって受けることができる社会の構築が目的である。にもかかわらず、今回、発表された厚労省案は、その殆どが財政対策に終始しており、国民の関心の高い小児医療、医療事故防止、外科手術のボトルネック解消などへの対応策には一切触れていない。勿論、わが国の財政状況や今後の急速な高齢化を踏まえれば、医療費の総額が重要課題の一つであることは論をまたないが、一方で、それだけで医療制度改革を論じることは、国民の期待に応えるものではない。

○民主党は、真に国民の立場に立った医療制度改革を提案していく。「患者・現場第一主義」を基本原則として、「患者参加」「情報公開」などを徹底する改革を実現することによって、ムダなコスト増を抑制しつつ、医療サービスの満足度を高める「安心・納得・安全」の医療を実現する。次期通常国会に向けて、民主党の考え方を提案し、国民の理解を得ていく所存である。

以 上