2005年6月20日

日韓首脳会談について(談話)

民主党政調会長

仙谷 由人

 本日、ソウルで行われた日韓首脳会談は、2時間も費やしながら、現在の対立関係に引きずられ、国連改革、東アジア共同体の構築など将来への前向きの関係改善に向けた取組については合意に至らなかった。改めて過去の歴史についての反省を踏まえ、韓国民の歴史に根ざす心情を重く受け止めるべきであり、丁寧な説明を欠き、歴史問題等を政治焦点化させてきた小泉総理の稚拙な外交手法を厳しく批判する。

 一方で、国民世論を考慮するとしながらも、新たな戦没者の追悼施設に言及し、二期目の歴史共同研究で合意するなど、関係改善の兆しも見える。また、北朝鮮の核をめぐる日米韓の連携は、北朝鮮の六者協議への復帰をにらんで共通の利害を有するものであり、明日からの南北閣僚会議を前に、この点で一致を見たことは率直に評価したい。

 良好な関係を構築しようとしてきた両国民の期待に応えるため、日韓両国が様々なレベルで対話を重ね、真摯に知恵を出し合い、民主主義、人権尊重、市場経済の重視という共通の価値観を共有する日韓両国が、相互に連携・強化・充実させて関係改善を進めることを強く望むものである。

以 上