仙谷由人政調会長/定例記者会見要旨

2005.06.15(水)17:30〜17:45 (於:衆議院本館−第4控室)

■障害者自立支援法案への対応について

 これから与野党間で協議が始まるということだから、このまま通常国会が6月19日で閉会となれば、継続の扱いになるだろう。閉会中であろうと、継続になれば協議をしてもらう。ただ基本的には、政府原案には反対ということは明らかにしている。

 地元に帰ると、現場の第一線の方から、いろいろな面で負担の問題、受益者という言葉からして大問題だ、という声が大きく聞こえてくる。障害者の場合、サービスの「受益」ではなく、あえていうならば、「受助」「受援」が政府の役割だ。単なる受益者負担という時の受益者とは違い、そういう支援なり援助をもらって初めて、同じスタートラインに立てる、ノーマライゼーションに近づくことが出来る、これが障害者支援の考え方でなければならない。にもかかわらず、得をするのだから、その分の対価を払えという話はいかがなものか。

 与野党協議については、6月22日までに決着を付ける方向で、協議を進めて欲しいということを横路ネクスト厚生労働大臣に要請した。

■郵政民営化法案について

 今日の衆議院郵政特別委員会の審議をテレビやラジオで聞いていたが、法案を国会提出したのが4月末で、この会期内で上げようとするのは虫が良すぎる。所管の総務省も、ほとんど我々は預かっていないから知らんという、突き放した無責任な話だ。ビジネスモデルについても、もう少し証拠に基づくと言えば大げさだが、客観的なデータに基づく見通しや予測、今モデルとしていることについて検証しないと、今のやり方では非常に危うい。安住議員が紙芝居で示したような、とりあえずうまくいけば一将功成って万骨枯れるという、田舎の万屋さんからコンビニから全部なぎ倒されて、その後郵便局も結局は人がいなくなって閉鎖の憂き目にあうのではないかという絵だったが、全体として見ると、とりあえず完全な株式売却までの10年間でうまくいかそうと思えば、これは原口議員が示した、独占禁止法9条による、寡占支配、産業支配の問題が出てくる。右へ行っても左へ行っても、とにかく矛盾だらけという法案で、竹中さんの好きなナローパスか何かわからないが、なぜそんな無理をして、巨大な怪物を料理しようとしているのか、さっぱりわからない。今日の審議を聞いても、依然としてわからないし、ますますわからなくなった。

[自民党・郵政懇話会の動きについて]

 この間の言動を見ても、彼らが地元で言っていることと、中央でやっていることにあまりにも落差、ギャップがある。もう少し、どちらかに腹を決めて行動していただきたい。あまりにもわかりにくい。地元で、大声で言っていることを国会でも言っていただくなら、そういう行動をしていただかないとわからない。国会での行動を貫き通すのであれば、地元でも、その通りしおしおと解散も怖いし小泉さんも怖いし次の大臣も欲しい、という行動を取っていただかないと、政治家の身の処し方としてわからない、と感じている。

以 上