仙谷由人政調会長/定例記者会見要旨
2004.05.26(水)16:50〜17:10 (於:衆議院本館−第4控室) 

 

 

INDEX ■『次の内閣』閣議報告/特定船舶入港禁止法案/年金改革法案/農林漁業再生プラン(骨子案)/■参院選に向けてのマニフェスト策定について/菅代表から岡田代表になって変わる部分はあるのか/■年金改革法案について/参議院に提出する際、微修正するとのことだが‥‥/参議院での対案はいつ頃提出するのか/参議院における「年金未納議員公表法案」の取り組みについて/■小泉首相の厚生年金加入の問題について


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■『次の内閣』 閣議報告
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 この度、政策調査会長の任を仰せつかりました仙谷由人です。よろしくお願い致します。配布資料(※2004.05.28発行『次の内閣』ニュース参照)のような構成、運営方針で『次の内閣』を運営していきたいと思っております。

[特定船舶入港禁止法案]

 特定船舶入港禁止法案について、与野党で協議し、民主党の提案に近い形で成案ができたとの報告を受け、『次の内閣』で了解した。今後は、北朝鮮との関係、国際的な動向を見据えた上で、代表、幹事長、国会対策委員長のレベルで対応していくこととなる。

[年金改革法案]

 民主党の年金改革法案を参議院に提出する。三党合意を踏まえた上で、微修正したものを参議院に提出することを『次の内閣』閣議で了解した。

 年金関連については、国民の総意と言うと大げさだが、大方の意見は、「現在、参議院で審議されている年金法案は仕切り直すべきだ」と。ここまで様々な問題が出てきており、既に衆議院から参議院に送ってしまって、参議院の通常選挙が行われることもあり棚上げにはできないので、廃案にしてもらうしかない。様々な間違いが起きたり、未納、未加入というような国民から信頼もされなければ認知もされないような現在審議されている年金法案は棚上げにして出直すべきである。

 もう少し時間をかけて、与野党が腰を据えて議論し、本来的な意味での一元化、そして公正、平等、透明な年金制度を再設計すべきだと理解しているので、民主党としては、このような点を追及していきたいと考えている。

[農林漁業再生プラン(骨子案)]

 農林漁業再生プラン(骨子案)について、本日の『次の内閣』で議論した。今日の議論の中でも、もう少し強化した方が良いのではないかといった意見も出されたが、参院選においてもこの考え方で、民主党の農業、農村の再生を問いかけていくことが『次の内閣』で了承された。 

 

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■参院選に向けてのマニフェスト策定について

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 政策調査会からはマニフェストの材料を提供し、鋭意、スピードを上げた作業を開始している。日程が迫っており、不眠不休で作業を進めている。政策調査会からは、できる限りの材料提供をし、その限りでの議論に加わっていきたい。選挙告示日の前段階、選挙戦突入後も、民主党の訴えにそごがないよう頑張りたい。

[菅代表から岡田代表になって変わる部分はあるのか]

 自らの特性をどのように出していくのかという岡田代表の政治的選択、政治判断、政治決断であろう。しかし、民主党は政権を奪るために昨年の衆議院議員選挙では、マニフェストを策定して提起し、フォローアップ、深化あるいは強化を進めてきたので、それほど変わることはない。ただし、日本を取り巻く経済状況、安全保障などにある種の変化があるため、それらに伴って、その切り口や政策提示の方向性はやや変化することも起こり得るとは思うが、比重の置き方に変化はあっても大筋は変わるものではない。

 小泉首相の構造改革が何であるのか。貧富の差、中央地方の格差が二極化しながら、大量の中間層を社会的弱者の中に落とし込んでいくような政策で果たして良いのか。それを含めて国民の多くの方々の心に届くような政策、スローガン、コンセプトを作ることができないだろうかと考えている。小泉構造改革が偽物であり、それによる被害者が大量にでているという大筋は変わらない。

 

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■年金改革法案について

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[参議院に提出する際、微修正するとのことだが‥‥]

 当初、平成20年度までに一元化等の結論を出すような内容となっていたようだが、三党合意の中で、平成19年までに結論を出すとのことになっているため、1年前倒しするとの報告を受けている。

[参議院での対案はいつ頃提出するのか]

 政策調査会として内容は了承しているので、今後は国会対策委員会と参議院執行部の方でタイミングを見計らって仕切ってくれるのではないか。

 

[参議院における「年金未納議員公表法案」の取り組みについて]

 全く白紙だ。参議院でというよりも参議院の一部の議員というのが正確なのではないか。参議院の総意とは聞いていないが。

 民主党の年金改革プロジェクトチームで議論すべき課題かどうかを早急に検討しなければならないと考えている。

 しかし、年金未納隠しの衛藤晟一衆議院厚生労働委員長の下では審議ができない。この国会議員の国民年金未加入、未納の問題は、まずは全国会議員が納付状況を公開しなければ始まらない問題であろうと考えている。また、そのような声を強く感じている。

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■小泉首相の厚生年金加入の問題について

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 聞いていないのでわからないが、この問題は詳しく調査していかなければならない。

 厚生年金の名前貸し等が公然と日本社会の中で蔓延、普遍化していたことは、私の個人的な見聞からも間違いない事実だと思っている。それが犯罪であるということも厳密に言えばないわけではないが、財政がひっ迫した日本全体の経済社会の中でこのような不健全な制度が許容されてきたことを、公正で透明な制度を作る観点から、改めて最低限保障(医療、健康保険を含めて)をどうするのかを本気で考え直さなければならない。首相たる人の今までの社会保障に対するビヘイビア(behavior)は全面的に公開されるべきだと考えている。

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※民主党本部からのメールを転載しました。