年頭のご挨拶

 日頃から私に対する暖かいご声援とお励ましをいただいていることに、心から感謝申し上げます。

 昨年(2002年)は私にとっては1月の胃がん手術から始まりました。幸い術後の経過はきわめて良く、4月から国会に復帰することができました。多くの皆様からお見舞いと励ましの言葉をいただき、大変勇気づけられましたことを、あつく御礼申し上げます。初めての長い入院生活で、私にとっては自分の人生とこの10数年間の政治家としての活動は何だったのかという思いにとらわれました。特に「永田町」を離れて「死」を現実に感じさせられる立場から、あらためて日本の社会を見る時間を得ました。 

 また日本の医療・福祉の現状について身をもって知る機会になりました。

 4月国会復帰以後は、予算委員会筆頭理事の仕事からは離れたのですが、先輩・同僚のはからいで国会質問も数多く行いました。10月からは、衆議院の憲法調査会会長代理、民主党憲法調査会会長をつとめております。

 一方民主党は9月代表選挙を飛躍のバネにすることができず、むしろ党内混乱をかさね、ご心配をおかけする事態になりました。しかし、年末に新たに菅直人代表のもとで体制を一新して再出発いたしました。私は、民主党「次の内閣」(ネクストキャビネット)の「経済財政大臣・経済戦略会議座長」 をつとめることになりました。

 小泉政権と自民党の失政はとりかえしのつかないほどの国民生活の混乱をもたらしたうえ、日本の未来に不安を作り出し、政治・金融のみならず各界のリーダーの無責任さが国民の活力を萎えさせています。歴史的にも、時代的にも、世代的にも、政権交代なくしては日本の甦りはないと確信しています。

 第一線に復帰した以上、すべての力を振り絞って、日本と日本人の未来のために働くことをお約束します。

 2003年は通常国会冒頭から金融・経済、外交・安全保障、青年の無業問題はじめ生活の様々な分野で難問山積です。4月に統一地方選挙、そして遠からず衆議院選挙が予想されます。民主党と仙谷由人へのご支持をぜひとも広げていただきたく、心からお願い申し上げて、年頭のご挨拶といたします。

仙谷 由人