台湾民進党とのシンポジウムに団長として参加

(2002年11月15日〜18日) 

 民主党日本・台湾友好議員懇談会の台湾訪問団(国会議員9人)の団長として、台湾民進党の主催する日本の民主党とのシンポジウムに参加し、また陳水扁総統及び李登輝前総統、各閣僚とも会見し、東アジアの平和と民主主義、経済交流について意見交換を行いました。

李登輝前総統と懇談(李登輝氏の事務所にて)

仙谷

「ご無沙汰していますが、日本と台湾の関係について、意見交換にうかがいました。」

李登輝前総統

「日本はビザ発給ができず、私は入国できなかったが、そのことの是非を どうこう言うつもりはない。慶應大学の学生の要望にこたえて日本精神について語るつも りだった。日本の精神的文化的伝統とsocial justice について、義と誠、勇気、リーダー シップについて大いに日本の若者と話をしたかった。」

陳水扁台湾総統兼民進党首席と懇談(総統府にて)

陳水扁総統

「11月17日に行われた民進党と民主党のシンポジウムの成功をお祝いする。 民主党は野党時代からのよき友人だ。過去の友好関係を大事にし、同時に我々は他の政党とも 交流していく。」

仙谷

「このたび民進党の招待でお会いできてうれしい。シンポジウムは、アジア地域の経済、安全保障、アジアの民主主義発展について、率直な意見交換ができた。国民の政策選択に誤りなきようにするために意義があったと総括している。来年は日本にきていただいて討議を深めたい。」

陳水扁総統

「日本との関係を強化したい。政府としては、対日友好協会だけでなく、外交部のもとにある機関、また総統府の中にも秘書長指導下の機関がある。」

「アジア各国が加入しているアジア自由民主連盟ができているので、ぜひ日本の民主党も参加してほしい。安全、民主、経済協力、若年層・女性の地位向上めざし、相互討論が行われることは必要なことだ。」

「97年私が台北市長だったとき、鳩山さんに言ったことは、日本ではなぜ民主党が勝てないのかということだ。2000年の選挙で台湾民進党は勝利した。日本の民主党の政権交代はまだ実現していないが。」

「我々は過去のきずなのある民主党との友誼を大事にする。最近民進党は日本の自民党無視で民主党一辺倒ではないかということを言う人がいるが、そうではなく、政権党同士のつきあいもある。過去からの日華懇の努力もある。両国の協力は人民の利益に合致する。」

「ここにこられた皆さんの責任でないことは承知しているが、李登輝前総統が日本の大学からの要請にこたえようとしたことに対し、一国民としての旅行ビザが拒否されたことを遺憾に思う。」

「長年台湾に協力してくださったことを感謝するし、仙谷団長が鳩山さんにあわせてくださったことを感謝する。」

仙谷

「台湾の地震の復興は順調に進んでいますか。」

陳総統

「3年前の地震は98%が元通りに戻った。立地が断層にあるところがある。ほとんどの公共施設は復興した。集合住宅も作り、年末にも50棟できた。民主党の援助に感謝する。」

仙谷

「我々も災害復興の際の台湾のしくみについて教わりたい。李登輝氏の入国が できなかった件については、今回来たメンバーの多くの者の考え方は、一私人の入国は当然と 思っている。日本の自主的な判断が必要だ。日本政府と台湾との間で相互の入国ルールについ て双方の要望を突き合わせて実務的にたんたんと行えるルールをつくるべきだと日本に帰った ら主張していきたい。」

熱気溢れる日台シンポジウム

司会  蕭美琴立法委員兼国際事業部主任

挨拶  張俊雄民進党秘書長

仙谷由人団長

 意見発表と討論は3つのセッションに分かれて行われました。(第1セッション=アジア地域の経済、第2セッション=アジア地域の安全保障、第3セッション=アジア地区の民主主義発展)

仙谷由人は第3セッションの発言者として、「人権を尊重した市場経済がアジアで豊かに発展するように、民主主義の現代化、民主化を進めること。またアジアの経済連携を強化し、また緊張緩和と中国との対話を進めていく必要。」と提起しました。

要人との会見など主な日程

11月16日 江丙坤立法院副院長  台湾経済の現状と今後の展望について

       蔡英文大陸委員会主任(閣僚) 政府の対中国政策について

       張俊雄民進党秘書長

       李應元台北市長選挙候補 (12月8日台北市長選挙候補者との交流)

       許水徳亜東関係協会会長

       李登輝前総統

       交流協会内田勝久所長

11月17日 民主党、民進党シンポジウム

11月18日 陳水扁氏(総統兼民進党主席)