田中外務大臣ほかの更迭について

衆議院議員 仙谷由人

2002年1月31日

 29日の深夜、小泉総理が外相、事務次官の更迭を決めたが、内閣総理大臣としての責任を果たしたとはとうてい言えない。

 今回の一連の問題の本質は、鈴木宗男議運委員長が外務省に強引に横槍を含めて外交の具体的なありかたに介入、アフガン復興に先進的な役割をはたしているNGO団体を排除したことにある。無理が通れば道理が引っ込むたぐいの、族議員が大臣や内閣よりも強い影響力を行使する自民党型政治の転換がどうしても必要だ。事態の真相にふたをして外相と事務次官を更迭して問題を終わりにしようとすることは、けんか両成敗のかたちをとっているものの実は国民を愚弄するものである。また、小泉改革の中味が本物でないことを示している。

 小泉首相は真相究明を怠り、政府に対する国民の信頼を傷つけた。

 事態の真相の究明を要求し、国会を軽視し混乱を招いた総理の責任を厳しく問うものである。