仙谷由人メッセージ

2001.03.04

 3月5日午後1時までに、自民党・公明党・保守党の議員の方々に、皆様から、国民の声として、次のようにメールを送って下さい。

「野党提出の森内閣不信任決議案に『反対』することは、森首相の延命に与することになりますよ」「ここは国民の声に素直に従って、不信任を可決して、森さんに退場して貰うよう行動して下さい」と・・・

 森さんは、一国の宰相としての適格性を決定的に欠いています。問題はここからです。このような人しか、総理に選べない自民党の体質、構造が最大の問題です。そしてまだ昨年6月の衆院総選挙における国民の選択がそのことを基礎づけているのです。現に、森総理を辞めさせる正式の手続きは、国会で不信任を可決するしかないのです。

 国民の80%以上の方々が、森総理辞めろと思い、口に出しています。ところが、森総理が居直り、居座る状況に国民は苛立って言います。やはり“首相公選制”が良いという声が大きくなってきているように思います。しかし本当は、逆なんです。公選された首相や大統領がいかに暗愚であり、スキャンダラスであっても、国会で辞めさせられないのが原則です。国民が直接選び作った最高権力(者)はそれを辞めさせたり、変えたりするのはやはり直接の国民の意思に依らなければならないということです。

 議院内閣制はその点、失政や信頼できないことが判明するや、議会が不信任をすれば、迅速に辞めさせることが出来るという利点があるのです。今の日本は、国民の声が議会に反映されない、つまり、国民が代理を負託した議員が、党利党略、私利私略で国民の声を体現しないことが問題なのです。

 野中さんに変えれば、この日本を覆う「暗雲」は一気に吹き飛ばされるでしょうか?懐柔とバラマキ、恫喝と強要の政治体質は、森さんが変わっても、益々ひどくなるでしょう。国民の批判が大きくなればなるほど「権力を握って離さない」ことを自己目的化した政党の最後の「悪あがき」は国民の生活を窮地に落とし込みます。