1998年03月04日 予算委員会

12兆円の国民負担記載ない
予算書は書き直せ

仙谷由人幹事長代理の質問で予算委1時間以上中断

 民主党の仙谷由人幹事長代理は3月4日の衆議院予算委員会で質問にたち、「政府答弁では国鉄長期債務と国有林野事業債務を一般会計に承継するため新たな財源が必要になり、借り換え国債を12兆2千億円発行するとしているが、平成10年度予算書のどこにもその記載がない」と指摘。「予算書を書き直し再提出せよ」との要求に対して政府側の答弁がなく、予算委員会は1時間以上中断した。
 仙谷由人議員はまた、「国会の議決を必要としない借り換え債発行は既発債の借り換えに伴う場合にしか認められないのに、今回は新たな歳出増を伴う発行であり、脱法行為である。こんなに大きな国民負担を国会の議決なしで通そうという予算書には納得できない」と政府を糾弾。大蔵省の涌井主計局長は「今国会に提出している『国鉄長期債務処理法案』『国有林野事業改革特借法案』で債務の一般会計への承継をお願いしている。一般会計への債務は国債整理基金特別会計によって償還される。特別会計の財源は借り換え債資金である」と答弁したが、仙谷由人議員は「国債残高が増えるのになぜ予算書に借入金額が出てこないのか、答えになっていない。『飛ばし』『簿外債務』だ。財政規律はどこにあるのか」と追及。蔵相の答弁はなく、仙谷由人議員はあくまでも予算書の書き直しを要求し、質問を終えた。 

仙谷由人の主張と論点

議事録