仙谷由人代議士復帰後初質問(2002.05.29)

■医療改革制度で国の姿勢ただす(徳島新聞2002.05.30)

 仙谷氏、衆院委

 29日の衆院厚生労働委員会で徳島県選出の仙谷由人代議士(民主)が質問に立ち、医療制度の抜本改革などに対する国の姿勢をただした。

 仙谷氏は同委員会で審議されている健康保険法の一部改正案に絡み「患者側の負担が増える一方なのに保険財政は一向に改善されない。(無駄な医療費の抑制や患者サービスの向上などの)医療制度の抜本改革は先送りされている」と批判した。

 これに対し、坂口力厚生労働相は「国民が求める改革の中身はさまざまだが、無駄なものを排除するのは大事。財政状況をみても(抜本改革を)先送りできる状況にない。だれもが理解できる制度に作り変えられるよう全力を挙げて取り組みたい」と答えた。

 今年一月、胃がんの全摘手術を受けた仙谷氏が国会で質問に立つのは昨年12月以来、5ヶ月ぶり。

 1時間にわたり繰り広げた質問の後半には、国内未承認ながら海外で用いられている抗がん剤の早期承認や保険適用などを坂口厚労相に迫る場面もみられた。


■「がん体験」生かし追求(毎日新聞2002.05.30)

 民主・仙谷氏が復帰後初質問

 がんによる胃の全摘手術を乗り越えた民主党の仙谷由人衆議院議員が29日、厚生労働委員会で復帰後初の質問に立ち、政府のがん対策をただした。

 仙谷氏は昨年末の検査で胃がんが見つかり、1月に手術を受けた。内閣委員会に所属しているが、「復帰後の初質問はがん対策を」と、臨時の厚労委員に差し替えてもらった。質問では、抗がん剤療法の遅れを突くなど患者の立場から質問を連発。終了後、「勘が戻らず、時間配分を間違えた」と苦笑いをしながら、「まだオープン戦。本戦は予算委員会での小泉純一郎首相との対決だ」と意気盛んだった。


■未承認抗がん剤保険対象化検討(朝日新聞2002.05.30)

 厚労相が表明

 坂口力厚生労働相は29日、日本で未承認や適用外使用として扱われている外国の抗がん剤について、薬代の実費を患者が負担すれば保険診療の対象となるよう検討する考えを示した。衆院厚生労働委員会で、今年1月、がんの手術を受けた民主党の仙谷由人氏の質問に答えた。中央社会保険医療協議会(中医協)で詳細を詰める。


■未承認の抗がん剤 医師購入時にも保険(毎日新聞2002.05.30)

 厚労相が適用方針 入院、検査費などに

 坂口力厚生労働相は29日の衆院厚生労働委員会で、日本で未承認の抗がん剤を医師が使用して治療した場合、治療費全額が患者の自己負担になっている問題について、抗がん剤の費用を除いて医療保険適用を認められるように制度を見直す考えを示した。現行では、患者が個人輸入などで抗がん剤を購入すれば、その費用を除く入院や検査費用は保険が適用されるが、医師が購入した場合は適用されていない。


■がんから復帰、回復ぶりアピール(徳島新聞2002.05.31「永田町天眼鏡」)

 今年1月に、がんの治療で胃の全摘手術を受けた仙谷由人代議士(民主)は、29日の衆院厚生労働委員会での復帰後初の質問で回復ぶりをアピールした。約1時間の質問後も「声も最後までしっかり出ていただろ」と笑顔を見せた。

 金融、財政問題の論客として知られる仙谷氏だが、取り上げたのは政府のがん対策。「入院中、外科医療の進歩を実感した一方で、患者の視点に立った医療がまだ十分できていない医療界の矛盾を感じた」と胸中を語る。厚労委での質問も初めてだった。

 退院後、がんの患者団体から話を聞くなど準備を進め、質問では海外で広く使われながら国内未承認の抗がん剤の使用を求める患者の声を代弁。国民の負担増を求める医療制度改革にも触れ「患者が本当に納得できる医療サービスを受けられれば、負担増も理解してくれるはず」と政府の医療施策の遅れを批判した。

 今後は金融、財政問題はもちろん個人情報保護法案、憲法問題などに幅広く取り組む予定だが、がん対策についても政府への追及の手を緩めない構え。「がん対策の議員連盟を作ろうと思っている」と意気盛んだった(東京支社)

 

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