仙谷由人大会宣言 2001.2.18.民主党徳島県総支部連合会定期大会にて

 民主党徳島県連を愛しお育てを頂いております徳島全県下からの皆さん方が、お忙しい時間を割いて、今日の定期大会にご出席、ご参加いただきましたことを、心から熱く御礼を申し上げます。そして、公務多忙の折りに、わざわざ我が民主党徳島県連定期大会のために、ご来賓としてご出席を戴きました、高橋紀世子さん、そして圓藤知事さん、小池市長さん、西川市長さん、大松連合徳島会長さん、本当にありがとうございました。

 時間が余り与えられておりませんので、手短にお話ししますが、民主党徳島県連が正式に結成されてからまだ2年であります。長いといえば長い、短いといえば短い期間でございますけれども、徳島の政治は大変大きく、市民の手によって突き動かされてきた、と考えております。その過程で、衆議院議員選挙もございましたし、住民投票という、日本ではまれにみる、民主主義の試みもございました。先般の徳島市長選挙では、小池市長さんを推薦をさせて頂いて、皆さん方の大きなお力で圧倒的に勝たせて貰ったという、政治的に画期的な出来事も作ることが出来たのではないかと思っております。

自民党型政治の崩壊は歴史的、必然的な段階

 今、中央の政治は、如何ともしがたい状況、そして、もう少し政治的に申し上げるならば、自民党型政治が崩壊をする、歴史的な必然的な段階に入っている、というふうに考える方が素直であると思います。

 あえて大胆に言うならば、徳島発の民主主義、(小池さんが「新・市民主義」というふうに、今度の市長選挙で掲げられたわけです)市民の目線で政策を考える、そして執行される政策が市民の目によって検証される、監視をされる。そういう透明性の高い税金の使い方を、市民自身が、決定していく。そういう政治のシステムを私どもが、創り出さなければならないということが、いよいよはっきりしてきたと、私も考えているところでございます。

 またKSDの問題あるいは官房機密費の横領、というようなことが、国会的なテーマになっておりますけれども、税金が一部の人たちに、我々の見えないところで、むちゃくちゃに使われる・・・このことだけは、財政破綻の現状にあるだけに、どうしてもやめさせなければならないと思いますし、こんなことが続けば、日本は財政赤字をきっかけに、大破綻の状況に陥ることは間違いございません。

 そしてそのことが示すことは、政治の指導部にいる執行を担うトップ層、あるいは産業界のトップ層が、全て政府依存・財政依存であるということ、それは国民の皆さん方の将来の懐をあてにして、「自らだけがいいおもいをしよう」といういわば「身内主義」と、恣意的で差別的な「自分だけ良ければ良いんだ」という政治が行われているということなのです。

 こんな政治を一刻も早く変えなければならない。そのためには、国政のレベルでは、今度の参議院選挙が、きわめて重要な闘いでございます。

幕末に例えるなら・・・

 私はよく申し上げるんでございますが、先般の「加藤の乱」、あえなく潰えたわけでございますが、これは蛤御門(はまぐりごもん)の変【元治元年(1864年)7月、長州藩が形勢挽回のために京都に出兵、京都守護職松平容保(かたもり)の率いる諸藩の兵と宮門付近で戦って敗れた事件。】と同じように、一部の人たちが状況が分からずに、自らの主体的力量もはからずに暴走した。その結果、幕府軍、薩摩軍に蛤御門でたたき返された。しかし、その後には、歴史の必然の中で、徳川幕府はもたなかった。次に行われた鳥羽・伏見の闘い【戊辰戦争の開始を告げるとともにその帰趨を決した戦い。慶応4年(1868年)1月3日、薩藩討伐を名目に大阪より京都に攻め上ろうとした旧幕府軍と薩長を中心とする新政府軍が鳥羽・伏見で衝突、翌日前者が敗走した】で、村田蔵六率いる長州軍にこっぱみじんにうち砕かれて、さらにその後には、上野の山の戦いで、西郷隆盛に勝海舟が江戸城を明け渡さざるを得なかったというのが歴史でございます。

 今度の参議院の選挙は私は「鳥羽・伏見の闘い」であると思います。必ず、全国的にもこの徳島でも勝てる、その確信を持っております。

 しかし、選挙は、私が2回目の選挙で落ちたように、ふたを開けてみるまで分かりません。私どもが推薦をし、公認を致しました木村清志弁護士は、皆さん方、万人がお認め頂くように、そのお人柄・能力、そしてルックス、何を採っても引けを取りませんし圧倒的に優位に立っていると、私は自信を持っています。しかし、選挙はそれだけでは勝てない。圧倒的な運動量を魂を込めて展開をしなければ勝てないわけであります。どうぞ皆さん、今度の、「日本を変える」徳島を新しい民主主義の発信源にして日本を変えることを行うというこの快挙を私どもと一緒にやって頂けないないでしょうか。

 木村清志さんも必ずその期待に応えてくれると私は確信致しております。どうぞ今度の参議院選挙、毎回毎回皆さん方の汗と時間を頂いて申し訳ないんでありますけれども、どうぞ私どもと一緒に今度の戦いに日本を変える戦いに、新・市民主義を日本中に広げるために立ち上がって頂くようにお願いを申し上げまして、冒頭の挨拶とさせていただきます。

 本日は本当にありがとうございました。