そのために仙谷由人が、今、取り組んでいる3つのこと

1. 分権化(生活に身近な分権は、市民と自治体が決めて実行できる仕組)と自由化(規制緩和)

 自由化すると、全てが元気になります。人間は、本来豊かになりたい、幸せになりたいと思っています。これに上(中央)からブレーキをかける、がんじがらめの規制を緩和しなければ、人が本来持つ向上力を奪ってしまいます。分権化・自由化すると、すさまじいエネルギーがわいてきます。規制緩和により、経済は発展します。

2. 平和で自由な近隣諸国との関係を創造 

 まず、平和な東アジアを創ります。戦後の反省の中で、日本はアジアから目を背けてしまっていましたが、戦後50年たった今、まず日本、中国、台湾、韓国、北朝鮮などの近隣諸国とは、折り合いをつけ、仲良くやっていくべきです。アジアがまとまると、世界一の経済圏になります。豊かな資源を生かし、お互いに自由に行き来ができ、助け合って生きていく『アジアの時代』を創ります。今、そのためのリーダーシップを日本がとる時期です。

3. ナチュラル(自然派)指向

 きれいな川をコンクリートで固め、海をテトラポットで覆ってしまったら、地形も生態系も変わってしまいました。機能性と引き替えに、くつろぎの場を失い美観を損ねてしまいました。自然破壊を止めないと、消費型の生活パターンを正さないと、地球とそこに暮らす人は、生き長らえてはいかないのです。汚してしまった大気や水も、そこから育てた食べ物も、私たちの体に戻ってきます。地球の自然を私たちの生活を、もっとナチュラルに、自然体に戻していくための方策を確立します。

1997年